妻が妊娠判明後、無事に9週目に入りました。
このタイミングでイベントが続きましたので一記事にまとめています。一部戸惑ったところなども解説していますので是非参考にしてください。
近況(妊娠9週目)
9月初めの不妊治療クリニック通院時、地元自治体から母子手帳の交付を受けてくださいとの連絡を受けたため、夫婦で区役所へ行き受け取ってきました。
また、次回の通院をもって不妊治療クリニックへの通院は終了で、近隣の産婦人科に転院してくださいとの事。合わせて、妻は里帰り出産を希望していますので、両方の病院を探す必要があります。
妻の近況としては、妊娠5周目くらいから続いている「つわり」がまだ継続しており、収まる気配がありません。種類でいえばいわゆる「食べづわり」に当たるようで、空腹になると気持ち悪くなってくる。また、夕方以降は常に気持ち悪いといった症状が続いています。
赤ちゃんのほうは、数日前に不妊治療クリニックで定期のエコー確認をしてもらい、成長は順調との事。このまま安定期まで進んで欲しいですが、妻も私もまだまだ安心できないな、と思っています。
心拍が確認できたことから、お互いの両親にも数日前に報告済みですが、当事者の我々の方が手放しで喜べない気分なのは、やはり不妊治療を経ているのが一端かも知れません。
母子手帳の交付
病院からの連絡を受けて、在住の川崎市から発行される母子手帳を受け取りに行きます。この受け取りに行くタイミングと言うのは病院によってまちまちのようですが、多くは心拍が確認できた時点で「受け取って来て下さい」となるようです。うちの場合は心拍確認のタイミングで何も言われなかったそうで、次週の通院時に「あの、母子手帳は・・」と聞いて、ようやく交付案内の書類をいただけたとの事。
川崎市の場合、区役所での交付となりますが、その際に今後の説明が色々あるとの事なので夫である私も半休を取り同伴します(妻も半休)。できれば病院も逐一同伴したいのですが、新型コロナの影響で多くの病院は基本的に夫の同伴は禁止となっています。
交付当日、妻の体調が比較的悪い日だったため、当初予定のバスをやめてタクシーを利用。帰りもタクシーでした。初めて「JapanTaxi(itunes)」というアプリを使い配車をお願いしたのですが、決済方法も事前にカード登録しておけるので降りるときもお金のやり取りが無くて便利ですね。今後も使う機会が多そうです。
10時ころ到着しましたが、区役所は比較的空いていて待ち時間なし。保健師さんが30分ほど掛けて説明してくれます。母子手帳の事、今後受け取れる給付金、区内の関連施設、パパ・ママ向けのイベントなどなど。この情報量を妻一人で聞くのは負担が大きいので、夫の皆さんも是非同伴しましょう。奥さんお一人に任せると知識にもどんどん差が出てしまいます。
ちなみに妻は事前に母子手帳ケースを選んでいました。シンプルデザインでかわいいですね。長く使うものなのでお気に入りを買ってもらうのが良いでしょう。
不妊治療の助成金申請
区役所でもう一つ、不妊治療にかかる助成金の申請をします。体外受精・顕微受精を試みた場合、初回に限って30万円を上限として助成。二回目以降はその半額程度を助成とする、というのが相場のようです。我が家も、体外受精ステップだけでも60万円以上掛かっていますので、かなり足が出ていますが、無いよりは全然良いです。(さらにその前に人工授精の出費もありますからね・・)
川崎市の不妊治療にかかる案内はこちら ↓
どこの自治体でも助成金が出るようですが、条件が多少違うようですね。初めに不妊治療クリニック(都内)で説明を受けたものと川崎市とでは、助成金を受け取れる条件の「夫婦の所得の合計額」が異なりました。川崎市は「夫婦の前年(1月~5月の申請は前々年)の所得の合計が730万円未満」です。東京都は平成31年度から905万円未満に上限が引き上げられたようですね。
なお、所得と年収は違いますので、「夫婦の年収を合計してみたら普通に対象外になる」と判断するのは早計です。要件の説明にも控除額等の説明がありますが、正確には「住民税課税(非課税)証明書」で正確な額が確認できるので、良くわからない場合はそちらを発行して確認しましょう。我が家は所得上では範囲内でした。課税、非課税のどちらの証明書を発行するのか迷いますが、扶養に入っていれば非課税、それ以外は課税ということで概ね合っているようです。
役所に提出すべき書類で特筆すべきものは「不妊治療の受診等証明書」「医療機関が発行した領収書(のコピー)」「夫婦両方の所得関係書類」の3点でしょう。これ以外に必要なのは「助成の申請書(ダウンロードして書けばOK)」、「夫婦関係を示す住民票・戸籍謄本」等ですので、戸惑うものは無いかと思います。
「不妊治療の受診等証明書」は、不妊治療クリニックで書いてもらう必要があります。お願いしてから受け渡しまで週単位の時間が掛かる点に注意です。これは治療を受けたことを証明してくれる書類ですが、もう一点重要なのが治療費も明記されるということです。掛かった全期間ではなく、対象の治療に掛かった部分だけを合算して「期間・金額」で記入されます。これは提出時に「医療機関が発行した領収書」と合致している必要がありますので、対象の期間の領収書だけを抜き出してコピーしておきましょう。
もう一つ、申請には期限がありますので各自治体のホームページでよく確認しておきましょう。東京都は年度末(3/31)期限だそうですが、川崎市では治療終了後60日以内となっています。病院側から言ってくれるかも知れませんが、後回しにしていると期限が過ぎてしまうかもしれません。気を付けましょう。
申請書類と条件が揃っていれば役場窓口での会話は3分程度です。うちの場合は申請から1週間後に、承認決定通知書が届きました。30万円の記載もあり一安心です。実際の銀行口座への振込はさらに数か月後になります。
不妊治療院から産婦人科への転院
今年の1月から、約8か月お世話になっている都内の不妊治療クリニックですが、次回(妊娠10週目)で最終回との事です。以降は通常の産婦人科へ転院となります。
処方されていた黄体ホルモン剤もちょうど本日終了予定で、一日に3回儀式のように継続していた膣座薬の「ルティナス」、貼り薬の「エストラーナテープ」。これらが終わることで本人のストレスも大分軽減するのではと思います。
産婦人科への転院後は通常の妊婦さんと同じ動きになりますので、月ごと~隔週程度の妊婦検診が始まります。転院にあたっては不妊治療クリニックで紹介状を書いてもらいますので、転院先の病院を探しておかなければなりません。
転院先を探すにあたり確認するポイントが2つ。「分娩をしているか」と「妊娠何週目まで診てもらえるか」です。我が家の場合は里帰り出産を希望しているので差し当たっては分娩をしている必要はありません。また、分娩している病院と提携している産婦人科もあるようですので、そのあたりも確認ポイントかと思います。また、妊娠初期しか診てもらえない産婦人科もありますので注意が必要です。事前に確認できていないと、すぐに転院する事になるかもしれません。
我が川崎市にも産婦人科が幾つかあるものの、意外に川崎駅周辺には少ないですね。多いのは武蔵小杉~元住吉の辺り。ただし評判もなかなか極端なものが多く決めがたい・・。ということで、隣の横浜市の産婦人科に決めました。立地的には電車で20分強(歩き多め)。少し時間が掛かるけども、バスでも行けるという距離感です。
なお、病院を探す際には川崎市から発行される補助券(妊婦健康診査の助成制度)が使用できる病院から探します。と言っても、おそらく川崎市内の殆どの産婦人科が対応していると思いますが。
川崎市の妊婦検診にかかる情報はこちら ↓
問題は川崎市外の病院に掛かる場合ですが、意外にも県外含め多数の病院が川崎市の補助券に対応してくれています(上記公式HPにリストがあります)。里帰り出産先の病院も対応していました。市職員の方によれば、現在対応していなくとも、申し入れすれば川崎市の補助券に対応してくれる可能性もあるとの事。県外の病院に掛かりたい場合にはありがたい情報です。
里帰り出産
我が家、というか妻は、里帰り出産を希望しています。
実家のご両親は健在なので、そちらでの出産の方が安心できるとの事。
私は出産と同時に育児休業を取得するつもりだったので多少肩透かしを食らいましたが、それでも取得タイミングが1カ月ほど後ろ倒しになるだけです。川崎に戻ってきた後には弱った母体で24時間育児をする必要がありますので、会社は休んで一緒に取り組みたいと思っています。
話が逸れましたが、里帰り出産に当たっては、里帰り先で分娩可能な病院を予約しておく必要があります。もちろん、里帰りしない場合は地元の病院で分娩予約が必要です。
病院によるかもしれませんが、大まかには里帰り先の病院で34週目から妊婦検診を受け始める必要があるとの事。さらに今年はコロナの影響により、その妊婦検診の2週間前から自宅に帰省しておき、自宅待機が必要との事です。都心からの里帰りを受け入れてもらえない心配もあったので、とりあえず予約を受け付けて貰えて一安心です。
おわりに
以上、赤ちゃんの心拍確認前後(妊娠6~9週)のイベントをまとめました。
事前に調べてあっても、いざやろうと思うと分からない部分・迷う部分が出てきますよね。
この記事が少しでも助けになれば幸いです。
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